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院内活動

作業療法

作業療法(OT)とは・・・

OTは心や体のリハビリテーションの1つです。
一人ひとりが目標を持って様々な活動に参加することで、皆さんが本来持っている健康的な部分を引き出したり、苦手な部分に挑戦して自信をつけたり、健康的な生活を送るための準備をしていきます。

入院・外来の方でOTに参加する人はどんな方??

① 規則正しい生活が送れない
② 常に不安や心配事が浮かんでくる
③ 人とうまく話ができない
④ 楽しみがない
⑤ 何をやっても長続きしない(集中力が続かない)
⑥ 仕事をしようと思っているが自信がない
⑦ 何もする気が起らず足・腰が弱った
⑧ デイケアや作業所に行く前に短時間なものから訓練したい
⑨ 病気や福祉制度のことが知りたい       など・・・

OTってどんな効果があるの??

① 規則正しい生活が身についた
② ストレス発散ができて不安や心配事を忘れたりできた
③ 一緒に活動することで人と交流がもてるようになった
④ 楽しんでいるうちに集中力や忍耐力がついた
⑤ 自分に自信がついた
⑥ 体力がついた
⑦ 不安なことが話せるようになった
⑧ デイケアや作業所に通える自信がついた
⑨ 病気との付き合い方が分かった
など・・・


当院のOT活動は何があるの??

当院のOT活動は小集団から大集団の作業療法プログラム、体操や歌やレクレーションなどの複合的なプログラム、社会生活への援助などのプログラムがあります。参加する活動内容をスタッフと一緒に考えて話し合いながら決めていき、利用者一人一人の目標や課題に沿った個別的なリハビリを行っています。

健康クラブ

加齢や運動不足により体力が衰えた方を対象に集団プログラムの中で体力の維持や向上を図ります。

創作

同じ場を共有しながら、他の人と同じことをしなくても良い活動です。塗り絵や読書、スキルミニギャラリー、パッチワークなど様々な作業があります。作業によって負荷量や特性が異なりますので、OTスタッフと相談しながら目的に応じて作業を選択していきます。

ステップアップグループ

「自分にはできない…」と思っている気持ちが、「自分にもできるかもしれない、やってみよう!」に変わり(自己効力感:セルフエフィカシーの向上)、生活をよりよい自分らしいものにしていけるように(リカバリーの促進)、一緒に頑張っていく話し合いのような活動です。病気との向き合い方や服薬について、利用できるサービスについてなども学んでいきます。

やすらぎサロン

喫茶店のような空間でのんびり過ごす活動です。メニュー表の中から好きな飲み物を選んだあとは、雑誌をみたり、談笑したりして過ごす方もいます。皆さんが注文された飲み物はスタッフと利用者(1~2名)の方が一緒に作ったりもします。

その他にも・・・

季節に合わせて毎月壁紙が変わります。OTスタッフや入院している方と一緒に作り上げていきます。

外来OTについて

プログラム

午前(AM)創作  創作創作ステップアップ
グループ
午後(PM)映画会 または
やすらぎサロン
午前 9:30~   午後 14:00~
どれに参加するかは担当者と相談して決めていきます
利用料

OTを利用するには費用がかかります。
各種保険・生活保護法・自立支援医療制度など適用されますので、人により利用額は変わります。
(詳しくは会計窓口でご相談ください)

SST

SSTとは
SST(Socialソーシャル Skillsスキルス Trainingトレーニング)の略で「生活技能訓練」「社会生活訓練」と訳されています。精神障害を持った人々が社会参加をしていく上で、必要な生活技能をより効果的に学習できるように、訓練を行っていくリハビリテーションです。
 
 
こんな悩みを持ったあなたと、
同じような悩みのあるメンバーと、
SST専門のスタッフが一緒になって
問題を解決していきます

SSTのメリット

1.日常生活のスキルアップ(ADL,コミュニケーション技術など)が出来るようになる。
2.物事のとらえ方、判断の仕方や考え方が前向きになる。
3.退院後の生活において必要な技術を習得出来るようになる。

当院で行っている主なSST

・基本会話セッション
 毎日の生活の中で、自分の考えやして欲しいことを相手に伝えたり、相手の言うことにうまく応えることができるようになることを目指します。 「こんな時どうしたらいいんだろう」「こんなことがうまくなりたい」という声に耳を傾け、人とよりよくつき合う方法をグループで学んでいきます。

・モジュール(ビデオを使って、それぞれの場面での学習方法を学びます)
○基本会話モジュール…
コミュニケーション不足のために人と話すのが苦手な人などへ対人技能の改善をはかります


○症状自己管理モジュール…
病院スタッフや家族の援助を得て症状を自覚し、症状を自己管理することを学びます。


○服薬自己管理モジュール…
自信を持って薬を管理できるようになる。どうして薬を飲むのか、どのような効果があるのかを知り、自分の飲む薬の副作用を知り、対処法を身につけ正しい服薬ができるようになることを目指します。

・個別SST
  個人に合わせたプログラムで社会復帰を目指していきます。